「パパ、僕YouTuberになりたい!」 「私はアイドルになりたい!」
子供が目を輝かせてこう言った時、あなたは瞬時にどう反応しているだろうか?
「そんなの甘くないぞ」 「一握りの人しかなれないんだから、現実を見なさい」 「それより宿題はどうした?」
もし、0.1秒でも否定的な言葉が頭をよぎり、それを口に出してしまったのなら。 残念ながら、あなたは子供にとって最大の敵、「ドリームキラー」になってしまっている。
あなたの「現実」は、もう古い
親が子供の夢を否定する時、その根拠は常に「過去の経験則」だ。 「いい大学に入って、いい会社に入れば安泰」という、昭和・平成の成功法則を押し付けているに過ぎない。
しかし、よく考えてほしい。 10年前、誰がYouTuberという職業がこれほど稼げると想像しただろうか? eスポーツがオリンピック種目候補になると誰が思っただろうか?
子供たちが生きる未来は、私たちの常識が通用しない世界だ。 AIが台頭し、今の仕事の半分が消えると言われている時代に、親の古い物差しで「現実を見ろ」と説教することほど、ナンセンスで危険なことはない。
あなたが言う「現実」とは、単なる「あなたの狭い知識」でしかないのだ。
否定するな、面白がれ
子供が突拍子もない夢を語った時、かっこいいお父さんの反応は一つだ。
「マジか! それ最高じゃん!」
まずは全肯定だ。 笑ってはいけない。馬鹿にしてはいけない。 子供は、親に夢を打ち明ける時、心臓が飛び出るほど緊張している。「否定されたらどうしよう」と怯えている。 その小さな勇気を、絶対に踏みにじってはいけない。
「どうしてそうなりたいの?」 「パパにできることがあったら言ってくれ」
そうやって面白がり、応援団長になってあげるのだ。 親に肯定された子供は、「自分には価値がある」「挑戦してもいいんだ」という強力な自信を手に入れる。
夢は「叶えるもの」ではなく「原動力」
「でも、叶わなかったら可哀想じゃないか」と心配する親心も分かる。 だが、それは余計なお世話だ。
夢を持つことの最大の価値は、結果ではない。 「その夢に向かって夢中で努力するプロセス」にこそある。
YouTuberになりたいなら、動画編集を学び、視聴者の心理を分析し、プレゼン能力を磨くだろう。 プロゲーマーになりたいなら、戦略を立て、反射神経を鍛え、チームワークを学ぶだろう。
その過程で身につけたスキルや熱量は、たとえ夢が変わったとしても、必ず別の場所で生きる。 夢を否定することは、この「熱狂による成長のチャンス」を奪うことと同じなのだ。
最初のファンになれ
世界中が敵に回っても、親父だけは味方でいてくれる。 その安心感さえあれば、子供はどこまででも羽ばたける。
ドリームキラーになるな。 「ドリームサポーター(夢の出資者)」になれ。
今日、子供が何か夢を語ったら、食い気味に言ってやろう。 「お前ならできる! パパは一番最初のファンになるよ」と。
その一言が、未来のスーパースターを生むかもしれないのだから。