名刺を出さずに、自己紹介ができるだろうか?
「〇〇商事の△△です」 「〇〇メーカーで課長をしています」
もし、その会社名と役職名を取り上げられたら、あなたには何が残るだろうか。 ただの「人の良さそうなおじさん」になってしまわないだろうか。
「会社の看板」は、あなたの実力ではない
30代の多くが陥る最大の錯覚。 それは、「会社の威光」を「自分の実力」だと勘違いすることだ。
大きなプロジェクトを動かしているのは、あなたが優秀だからではない。会社の信用と資金があるからだ。 取引先が頭を下げるのは、あなたに人望があるからではない。あなたの背後にある「看板」にひれ伏しているだけだ。
定年後、あるいは会社が傾いた時、看板を失った男の末路は悲惨だ。 「昔は部長だった」と過去の栄光を語るだけの、濡れ落ち葉のような存在。 そんなかっこ悪い父親に、なりたいか?
裸で戦える筋肉をつけろ
OUが提唱する「個の追求」とは、会社を辞めて独立しろという意味ではない。 組織にいながらも、「いつ会社がなくなっても、翌日から同じ給料を稼げる実力」をつけることだ。
会社という「鎧」に守られたひ弱な兵士ではなく、鎧を脱いでも戦える屈強な戦士になれ。
そのためには、社内評価(上司の機嫌)ではなく、市場価値(世の中の需要)を意識しなければならない。 「このスキルは、他社でも通用するか?」 「自分の名前だけで、仕事を受注できるか?」
常にそう自問自答し、社外でも通用するポータブルスキル(持ち運び可能な能力)を磨くのだ。
父親の背中は、最大のキャリア教育
子供に「いい大学に入って、いい会社に入れ」と教える時代は終わった。 これからは、「どこの組織にいても、自分の力で生きていける人間になれ」と教える時代だ。
そのために、まずは父親であるあなたが、会社という動物園の檻から出て、野生の思考を持たなければならない。
副業をするのもいい。 社外のコミュニティに参加するのもいい。 SNSで発信力をつけるのもいい。
会社という看板に頼らず、「あなた」という個人名で勝負する領域を持て。
「パパは、〇〇会社の社員だからすごいんじゃない。パパだからすごいんだ」 子供にそう言わせた時、あなたは真の「自由」と「安定」を手に入れる。
看板なんて飾りだ。 中身(あなた自身)で勝負しろ。